堆漆象嵌鹿唐草文小簞笥
この作品で工夫した点は、意匠の主体を取っ手部分にしたことです。正倉院宝物にもある鹿唐草文様をテーマに象牙と堆漆板を使い出来る限り密度の高い構成にしました。象牙部分を透し彫りにして、絣の着物の上に装身具を身に着けるようなイメージです。
素 材
木曽檜、麻布、漆、象牙、麻布
撮手部分に象牙を使い鹿唐草の文様を透し彫りにして本体部分を120回塗り重ねた堆漆板を斜めに貼り合わせ成形した後、象牙を象嵌しています。背景の文様も撮手部分の角度に合わせ黒の堆漆板撮手部分と同じ材料で貼り合わせます。箱の中には日本産桐を使い、撮手部分は堆漆板を使っています。
技 法
作品コンセプト
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