堆漆象嵌唐草間道文小箪笥
今回の作品は、丁番を箱の側面4箇所に付け、閉じたときと開いたときの作品の表情の変化に工夫しました。把っ手部分は昨年から使い始めた象牙の透かし彫りに厚貝の象嵌をし裏から磁石をはめ込み扉が閉まるときの感触に工夫しました。中の桐箱は大小の大きさを使い今までにない開いたときの美しさにも工夫しました。素地は木曽檜を使い、丁番金具が入る部分は黒の堆漆板が檜材に臍加工により象嵌されています。
素 材
木曽檜、麻布、顔料、象牙
指物
今回の作品の特徴は把っ手部分の象牙の透かし彫りと堆漆の対比の美しさと開いたときの桐箱の斬新な衣装です。
1素地の製図を発注
2素地を組み立てる前に丁番用の堆漆板を檜に象嵌
3素地に布張り、下地行程
4堆漆板のデザインを決め本体に貼り付け仕上げ
5把っ手部分の加飾 取り付け
6桐箱の取り付け
技 法
作品コンセプト
作品-info
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